本会は従来から活動してきた「大阪・奈良・和歌山ブロック」、「兵庫ブロック」、「京都・滋賀ブロック」の3ブロックの手術看護認定看護師会が2013年度に近畿地区として1つにまとまり再始動しました。
手術看護の質の向上に向けて、日本手術看護学会および近畿地区学会との連携をとりつつ、近畿地区での手術看護の質の向上に向けた活動を中心に行っています。
Covid-19のパンデミックから約2年半が経過しましたが、まだまだcovid-19の終息が見えない状態です。Covid-19は私たちの生活だけでなく、手術看護としての仕事にも変化を与え、ニューノーマルというコロナ禍での新しい生活や看護を求められるようになりました。
看護学生においては手術看護を学ぶ機会は、平常時でさえ手術室の見学実習という形でしかない学校がほとんどで、コロナ禍において手術室の見学実習の機会さえ与えられないまま手術室に配属される場合もあります。そんな時代であるからこそ、私たち手術看護認定看護師が役割を発揮するべき時ではないでしょうか。
当会においてもコロナ禍におけるニューノーマルとして、会議のWEB化やセミナーのWEB化を実施して、経験を積んできました。今後は実施できていなかったコンサルテーションの再開、より看護実践の現場に必要なタイミングで必要な内容のセミナーが提供できるように尽力してまいります。
近畿地区手術看護認定看護師会は京都・滋賀・大阪・奈良・和歌山・兵庫に在籍する手術看護認定看護師で成り立っています。近畿全体の非常に広い範囲に点在し、それぞれが自施設でご活躍していますが、WEB化した時代だからこそWEBを通して交流を育んでより強固な組織として活動していきたいという風に考えます。
これからも皆様のお力をお借りしながら、より良いセミナーの実施や様々な企画を実施していきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
近畿地区手術看護認定看護師会 会長 松原 昌城(医療法人社団英明会 大西脳神経外科病院)